2表皮

表皮は平均約0.2mm程の厚さで皮膚の一番外側にあり、外的刺激から皮膚そのものを守ります。表皮を構成する細胞の90%がケラチノサイトです。

※ケラチノサイト=角化細胞、表皮細胞

上から角質層、顆粒層、有棘層、基底層4層で構成されています。手のひらや足の裏など角質の厚い部分のみ、角質層と顆粒層の間に透明層も存在しています。

2-1 角質層(角層)

表皮の一番外側にあり、化粧品と最も深い関係を持ちます。角質層が正常であれば10-20%の水分を含んでいます。

角質細胞は10-20層で成り立っており、核の無い細胞(無核細胞)で、死滅したケラチノサイト(ケラチン)の集まりです。

2-2  透明層(淡明層)

ケラトヒアリンが液化して光を屈折し透明に見える層。主にエレイディン(タンパク質)で構成されている。4-6層程で密に圧迫された扁平上の細胞。核の無い細胞(無核細胞)で水分の浸透を防ぎ、外部からの衝撃から守る為の存在とも言われています。

2-3  顆粒層

扁平上の細胞で1-3層で成り立っています。顆粒細胞中にはケラトヒアリン顆粒が多く含まれて居ます。ケラトヒアリン顆粒は不定形で膜に包まれる事も無くフィラグリン(タンパク質)で構成されている。紫外線を反射させ深部への浸透を防いでいます

2-4  有棘層(ゆうきょくそう)

基底層から押し上げられ多角形へと形を変え細胞には棘状の突起が見られ細胞同士が連絡を取り合います。8-10層で成り立つ最も厚い層。リンパ液も流れてる他、知覚神経も通っています。また、強力な免疫細胞であるランゲルハンス細胞が網目状に存在しており異物の侵入が確認されるとアレルギー反応が起こり体外に排出しようとします。

2-5  基底層

表皮の最下層に位置し、円柱状の細胞が一層に並ぶ単層構造。真皮と波状に接して居る。

真皮乳頭体の毛細血管から栄養をもらい新しい角化細胞を生み、細胞分裂を行います。主にケラチノサイトや、感覚をつかさどるメルケル細胞で成り立ち、表皮幹細胞や10個に1個の割合でメラノサイト(色素形成細胞)が点在しています。